自己表現について✭おすすめの本の紹介✭

⇧⇧自己表現について、とても鮮明に書いてある本です。
ピアニスト向けかと思いきや、色んな方面へ向けた見方もできるので、何か頑張っていることがある人や、自分の努力ややり方に疑問のある人におすすめです。
芸術家は自分自身を表現する、とか、
「わたしの伝えたいことを芸術で表現しているんです」とかよく言いますが、
なるほど・・・わからん。
て感じじゃないですか。
絵画でいうと、19世紀あたりまでの写実的なものは、分かるというか、パッと見て分かりますよね、何が描いてあるのか。
何が言いたいのかは難しいですが、宗教とか歴史の背景を理解していればある程度は理解できるものだと思います。
音楽もハイドンモーツァルトベートーヴェンなど古典派の時代のものは、
テーマが決められている音楽が多くあります。
それこそその時代の背景を知っているとより分かりやすいです。
建築などの分野でも、同じことが言えると思います。
現代アート、というか20世紀以降の芸術は、人の「心」が主体になっていると思います。
作家自身の力が強く、世間もそれを重要視します。
作品自体が素晴らしいのはもちろんですが、どんな気持ちが込められて作られた作品なのか。
誰かに頼まれて作られた作品ではない、自己から表現されたもの。

何かを表現するということは、芸術の世界ではとても難しいことだと思います。
言葉だったら「嬉しい」と言えばすぐに伝わります。※単純な説明になっていますが
それを絵画や音楽、身体で表現するとなると。

例えば、アニメや映画などもそうだと思います。
壮大なストーリーを通して作者の想いを世界に伝えていますよね。
ということで、表現することをわたしなりの解釈で「表現」していきたいと思います。
結論から言うと、「努力」。


わたしたちが生きていく中で、
誰かと会話し、遊んだり仕事したり、一緒に暮らしたり、他人と関わることは多くあると思います。
そんな日常生活の中でも常に自己表現を自然とわたしたちはしているのではないでしょうか。

今日は肌の調子が良いから気分が良い、昨日はよく眠れたから今日は目覚めが良い、
仕事がうまくいったからビールがおいしい、などなど、その日その日での自分の努力の結果が、自己表現として出ているのです。
自己表現とは関係ないと思うかもしれませんが、
例えば、

・今週はジャンクフードを食べなかった、規則正しい生活をした→肌の調子が良く気分が良い→自然と笑顔になって周りの人を明るくすることが出来た

・お風呂にゆっくり入ってマッサージをしてスマホを見ずに早く寝た→目覚めが良い→おはよう!と気持ち良いあいさつを家族にできた

・真面目に取り組んで仕事がんばった→ビールがおいしい!よーし、今日はおごっちゃうぞ( *´艸`)

などなど、最後は謎ですが
とにかく、自分の努力によってものごとは変わります。


自分が努力したからこそ、成果が出ると嬉しくなって、その嬉しいプラスの感情が
伝染していきます。
なんかスピリチュアルっぽい感じですが(^-^;

スピリチュアルでもなんでもなく、ちゃんと自分のとった行動の結果です。


ピアノのレッスンをしていて思うのですが、
音楽の世界でいうと、
演奏する課題はほとんど過去の作品です。

今から何百年も前にできた、誰かがつくった作品を演奏します。
それを自己表現として表現するのです。
かなり難しいことなんですよね(;・∀・)
自分が作った曲でもないのに、作った人のことも知らないのにどうやってその曲を表現すればいいのでしょうか?
毎度この問題とぶち当たっているわたしは未熟者すぎて。

例えばベートーヴェンの曲を演奏するとして、
まずはその曲を分析し構成や曲が出来た経緯などを理解すること。
闇雲に練習しているだけでは、その曲が本当はなにを言いたいのか、なかなか掴めてきませんし、まったく見当違いな表現をしてしまうかもしれません。

そしてその曲を楽譜通りに弾きあげる練習をします。
とことんします。
おっとっと、などとつまづいていては本当のメロディーが伝わりません。
楽譜通りに完璧に弾けて、
それから初めて「表現」に入ります。
楽譜通りに弾くことは当然で、さらにそこからその曲をどう表現するか、
この曲に込められた想いは、この曲が伝えたいことは、
それを自分なりにどう表現できるのか、
ベートーヴェンは何を想って何を感じていたのか・・・

※偉そうに、なにひとつ出来ていないわたしが言っています⊂⌒~⊃。Д。)⊃


ピアノでもヴァイオリンでもフルートでも、ドレミファソラシドを、順番に奏でることは誰にでもできます。
でも1秒で弾くことは誰にでもできるでしょうか?
ビブラートをかけられるでしょうか?
スタッカートで吹けるでしょうか?

完璧に弾く、演奏するということは全ての技術をもってして演奏することです。
つまりはかり知れない努力が必要なんですね。
楽譜にドレミファソラシドを1秒で弾け、ともし書かれていたら、
わたしはその曲を演奏することは出来ません。
とうていその曲を表現することも不可能ということになります。
その曲を表現したいなら、まずはドレミファソラシドを1秒で弾く練習をします。それが出来てから初めてその先へ進めるのです。

※一個人の考え方ですので!この考えが正しいとは思っていません。ただ、何も分からない中で、日々進むしかない今、こんな感じで思っています。明日になったらまた考えが変わるかも。表現をどうとらえるかは人それぞれです。


練習練習・・・要するによほどの才能のある人を除けば、
練習、努力なくしては表現することすら出来ないということです。

なので、皆さんが普段暮らしている中でうまくいったことやいかないことがあるとするならば、それは偶然やラッキーなこともあるでしょう。

でも、それも努力の結果が全て、といっても過言ではないと思います。

偶然やラッキーも自分の努力が引き起こした結果だと思います。

そして反対にうまくいかない時は努力が足りないから。当然のことですが、やはりこれに尽きると思います。

 

努力して出来るようになると、その次の世界が見えてくるようになります。
100M10秒で走れるようになったら9秒台の世界が見えてきます。
その世界が見えて、自分が表現できるし、その表現が人に感動として伝わります。

たくさん勉強した、たくさん遊んだ、自分が学んだことを表現する、どうすれば相手に伝わるのか模索する、動物だって子供だってみんな自然とやっていると思います。
自分の心を表現することは、今までしてきた努力を他人に見せているようなものです。

ということで、自己表現=努力という説に至ったところで
今回は以上です。

 

f:id:mushma:20201020184858j:plain

ねこはこの世界で唯一、努力無しで神的存在に達している生物である。
(名言風)