猫アレルギーだけど猫と暮らし隊 (=ච ω ච=)成猫編 (=ච ω ච=)

以前子猫編を書きましたが忘れた頃に成猫編。
子猫編はこちら⇩


※避妊手術について
先に避妊手術の説明をしておきたいと思います。

楽しくも過酷だった怪獣期はだんだんと過ぎ、1歳になった時に避妊手術をしました。外にも出るような環境なら手術した方がいいと思いますし、部屋から出さないならしなくても問題ないかとも思います。

猫ちゃんと話すことが出来たら一番良いのですが、悲しい性、人間の独断と偏見で決められてしまいますね。

その子にとって一番良い方向で行ってください。

手術した方が大人しくなるとか言われますが、それはあまり関係ないと思います。
わたしが手術にふみきったのは、猫を見ていて辛そうだったのが一番の理由です。

オスの方が繁殖期の体調の変化が強いとも言われますが、メスもけっこう大変です。

もちろん個体差もあると思いますが、
うちの猫は静かな子でしたがそれでも夜中の雄たけびとか、常に唸りながら徘徊していたり、猫もだんだん疲れてきていたように見えました。

これがずっと続くのかと思うと
猫もつらかろうと・・・・

 

猫アレルギー爆加熱

ごめんなさいあんまり思い出せませんが、3、4年経つ頃・・・かな?
には、わたし自身に免疫がついたのか、猫アレルギーはそこまで発動していなかったように思います。
※うーん、あまり覚えてない・・・ただ、特に覚えていないってことは、苦しんだことが無かったのでは、という。

 

で、5年目とかでしょうか?4年目とかかな?※認知症かな?

家の状況がころころ変わったんですよね。
引っ越しが多かったり、わたしがあまり家にいる時間がなかったり、一時期バキバキに働いていたので、深夜に帰ってきたりなど。

猫にとってかなりストレスフルな環境が続いてしまいました。

 

結果、

猫も人間もアレルギー悪化。

猫自身の持病や体調も徐々に悪くなったのもそのころでした。

 

猫菌は空中に散漫しています。
見えない空気中からの攻撃は四六時中続きます。
わたしたち猫アレルギー民は、常にその最前線にいるわけです。

なんといいますか、猫ストレス溜まる⇒猫体調悪くなる⇒猫の悪菌爆増

みたいな感じで、もともと持病のある猫だからか分かりませんが、日に日に見るからにヤバくなっていったのが記憶にあります。

その頃は免疫がついていたわたしですが、それは猫の良菌だったわけで、悪菌の免疫はついていないんですよね。

なので、ストレスにより悪化した猫からのアレルギー物質攻撃が激化し、同じ部屋にいるだけで喘息が激しくなっていきました。

原因は自分にありました。
猫のことを考えずに勝手に行動していたので、安寧が好きな猫にとっては毎日がストレスだったと思います。

持病も進行してしまいました。
もともと痩せていたのがどんどん痩せてしまい、普通の三毛猫の成猫ですがその時は2㎏くらいしかありませんでした。

 

ある晩、わたしは本気で呼吸ができなくなり、救急車を呼びました。

看護婦さんに「こんなことで救急車呼ぶな。もっと大変な人がたくさんいるんだ」的なことを言われつつ呼吸器をあてがわれ、
「っでもっ・・・!!息っぅっ!ぐはっっ・・・っできなくてっっ・・!!!」
「だまれ」
「・・・!!しゅこーしゅこーしゅこー」
救急車を呼ぶと怒られるので、そうなる前に猫にストレスを感じさせない暮らしを心掛けましょう。

 

猫にとってストレスフリーな暮らしを

個体差があるので、何がストレスにあたるかは分かりませんが、多分これが一番大事なのではと思います。

13年経って今思うことは、猫にどれだけストレスを感じずに暮らしてもらえるかということだったと思います。搬送されたことで、生活を見直しました。

・広い部屋に住む
・休みの日は猫とごろごろ
・一緒に寝たり、起きたり、ご飯食べたり、生活習慣を一緒にする、一緒の空間にいる
・毎日部屋の掃除

当たり前のことですが、これらを徹底して、※一軒家の実家に帰った
猫に、あなたのことが大好きだよ大切だよ。とか可愛いね、とか常に話しかけてました。

今までももちろん大好きで大事で可愛いと思っていたのですが、
ちゃんと声に出して、態度に表して愛情表現をしていなかったです。
話しかけるのは「行ってくんねー」と「ただいまー」「ごはん」くらい。

そんな淡白帝王のわたしでも、猫は金魚のふん。家では常に傍について離れなかったので、そんな猫に対して勝手に信頼を置いてしまっていました。勝手にわたしの愛が伝わっているものかと。

違うんですよね、24時間ある中で、一緒にいられるたった5時間くらいを共有していただけ。なのにそこで交わされる会話、ゼロ。目が合うこともない。

なんという残忍な人間だったことでしょうわたしは。

どこの獣医さんにも「この子は感情を出さないね」と「おとなしいね」と言われてきて、わたしは勝手に、「うちの子はなんていい子なんだろう」と、病院で微動だにしない猫を褒めていましたが、

ば、

ばかやろうめ。

 

今では初めて行く病院では「シャー」するようになりました。
13年間、「シャー」見たことなかったので、本気で感動しました。
弱っちい女医さんとかだと、「ちょっとカラーしましょうか」とか言って、
カラーだと・・・?あんた、このやむちゃレベルでカラーすんのか?この台に乗った瞬間スーパーサイヤ人化するこの世の猛獣相手にやってけんのか?
と不信を抱きつつも、カラーをされる猫に感動、というわけ分からん精神状態で診察してもらっています。

※今の主治医さんは大丈夫。獣医さん選びはまた今度。

 

 

上記のことをやるようにして、それから3か月~半年くらいかけて猫の体調も徐々に良くなっていったと思います。

猫によっても性格があるので、ちゃんと観察すること。

猫を飼うのははじめてだったし、淡白な生き物だからほっといても大丈夫と言われていたので、猫ってそんな感じかと思ってしまったのが間違いでした。

今でも痒くなったりなどの症状はもちろんありますが、体調や気候や季節によってまちまちなので、常に苦しいというのはなくなりました。

猫は大人になると単体行動をする生き物ですが、野生の本来の猫は家族や仲間と縄張りをもって暮らしています。

人間に飼われる家猫は、わたしたち人間が全てです。
わたしたちが家族であり仲間であり、愛情を注ぐ相手です。

寝る場所、食べるもの、暮らす環境、生きる術全てを自由に選択できないので、
せめて不自由なく暮らしてもらうということだけでも徹底しなくてはいけません。

とにかく、猫にとって良い暮らしを心掛けることと、
掃除をすること、猫に与える食事も気を付けることが大事です。
結局当たり前の事しかできませんね(>_<)

これから猫を迎えようと思ってる方、猫アレルギーでもこの辺をしっかりしていれば、一回運ばれるぐらいで何とかなります。(←

わたしは今でも猫アレルギー治っていません。
でもどうなったらアレルギーを発動するのか、という状況がもう分かっているので、
猫アレルギーとの距離をうまく保てています。
人それぞれ違うと思うので、よく観察することです。

 

アレルギーを発動させない、なんてことは無理なのですが、長年暮らしているとだんだん分かってきます。

個人的になのですが、わたしの場合はこんな感じ⇩
・雨の日
・掃除が行き届いていない場合※ハウスダストと猫の抜け毛が合わさると最恐
・お風呂上り

こんな感じです。
掃除はもちろんですが、
何故か雨の日や天気が悪い日はいつもより症状が出ます。
お風呂上りに関してもよく分からないのですが、お風呂上りに猫をもふりに行くと100%ダメージを受けます。
多分これは、お風呂に入って全て流してしまうからかな?体表の免疫能力を。

自分が、どういう時に発症してしまうかが分かるようになればだいぶ楽になります。

以上。こんな感じでしょうか。
治るということはないですが、対処によってダメージはかなり軽減できるので、
とにかく猫に愛情を注ぐことを心掛けるって感じでしょうか。

結局、当たり前の事。丁寧な暮らしをすること。

この子を救いたいという気持ちがあれば、何だって出来ちゃう気がします。

 

 

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「そのカメラを今すぐ仕舞いな・・・・。」
の顔。※カメラ大嫌い。